凍えそうな祝日の夜明けに座ったままで
いつも、自宅で個人的に行えるような仕事して、忙しい時期など声がかかるとプロジェクトでの仕事に出る。たった、ひと月に何回が、非常に面倒くさく感じて仕方ない。
こんなに面倒なら引き受けるの辞めてしまおうなど。
行くと頑張るけれど、多くの社員に囲まれて、プロジェクトで業務をするのは難題だ。
なんて、友達に持ちかけると、気持ちは分からなくない、とクスクス笑っていた。
ぽかぽかした仏滅の朝は想い出に浸る
一度も行ったことはない、だけど、日が暮れての動物園は、夜に動きやすい動物がたいそう活動的で観察していて満足できるらしい。
けっこう前から興味あったけれど、夜の動物園は行ったことがないけれど、娘がもう少しだけ動物をこわがらないようになったら見に行ってみようと思っている。
もうちょっと楽しめるようになったら、間違いなく、子供も喜々としてくれると思うから。
いつもの動物園と異質の雰囲気を妻も私もちょっとは見てみたい。
前のめりで自転車をこぐ彼とアスファルトの匂い
今日この頃、料理の紹介で、マクドのナゲットの食感を再現するレシピといって流していた。大変味わえそうだと思って、家内にしてもらったが、マックのチキンナゲットの味では絶対にないけれどおいしかったです。
周りがちょっと違ったのだけれど、中は、チキンといえばチキンだから、私程度ぐらいでは少しの異なるところは何とも思わずものすごくおいしかったです。
どしゃ降りの休日の夕暮れに想い出に浸る
ふつう、できるだけ無地の格好をしている私は、かなり驚かれるけれど。
タイツやポーチや飾り物まで揃っていて、全部身につけたいと考えれば破産しそうだ。
それでも、ジルは辞められない。
凍えそうな水曜の朝に椅子に座る
石田衣良という小説家に出会ったのは、愛ちゃんのマンションで。「愛がいない部屋」という短編が詰まった小説が彼女の部屋にあったから。
生まれ故郷の青森のお母さんが読んでいて、その後カップラーメンや商品券と一緒に箱詰めにして宅配便で送ってくれたらしい。
その頃はそこまで名前の知れていなかった石田衣良。
彼女はもともとタレント本やビジネス、ファッション誌などは買う。
だけど、よく言う小説は嫌いだそうで、この本、私にくれるという。
愛の母はどんなことを考えながら、愛がいない部屋を手に取ったのだろうか。
寒い月曜の深夜に熱燗を
毎晩、グラスビールを飲むのが習慣になっているけれど、最近はさらに、ワインを飲んでしまう。
もちろん、次の日に外に出かける仕事がない時に限定されるけれど。
家族と離れて暮らしていた時に、マンションの近くでちょっといい感じの酒屋を発見して、父の日のために買ってみた。
私は若干見栄を張る癖があるので「1万円くらいのプレゼント用ワインを探しています」などと話して。
実家に届けた、そのワインが1万円ほどしたことを我慢できずに伝えると、父は気まずそうに「・・・うん、やはりそうだと思った!」と言ってくれた。
その他の感想はないようだった。
そのことから、私はあまりワインの値段にはこだわらなくなった。
あー幸せだと感じる時間の友だったら、お金や質にはこだわらない。
息絶え絶えで吠える彼女とわたし
元ブラックビスケッツのビビアン・スーは、美人で努力家で素晴らしい人だ。もう30代終盤なんて、少しも見えない。
過去に見たテレビ番組で、今でも覚えているのが、まだ英語を学び始めたばかりのビビアンが英語のみのインタビューにアンサーしていたところ。
ちょうど学習中みたいだったけれど目を引くくらい努力が見られた。
現在は英語も日本語だって、しっかり話せるだろうとみている。
ビビアンの魅力は計り知れないくらいなのだ。
どしゃ降りの木曜の朝は座ったままで
前にかなり肥えていた時期に、毎日食べたくなったのがシュガートーストだ。
酷い時は、夕食の終わりに2枚以上食べた時期もあった。
さらに同じ時期に、ハッシュドポテトにまで取りつかれてしまい肥満の道へ直行だった自分。
試した痩身法が無理のあるものばかりだ。
例を挙げると、スープのみの食生活。
これは2週間程おんなじスープのみの食事だ。
出先にも水筒に作って持ち運んだという徹底さ。
スープダイエットに断念して、葱を夜ごはんに置き換えるという痩身法。
これらは、現在では無理。
その後、1年ほどかけて食事を変えると、気が付くと元通りに。
なんでも地道にやっていくしかないのかもしれない。
無我夢中で熱弁する彼と読みかけの本
夏っぽいことを今年はしていないが、仲のいい人と週末、コテージを借りバーベキューを行う。暑い季節の流れだが、まれに、息抜きになる。
男手があまりいないので、めちゃめちゃ色々となんやかんや準備をしないといけない。
特に、火起こしが、女性だと苦手な人がまあまあいるので、活躍しないと。
だが絶対に全員で焼酎を飲むからその時は、ビールをがぶがぶ飲まない様に注意しよう。
ひんやりした木曜の明け方はひっそりと
とある夏の昼。
少年は家の庭で、蟻の行列が死んだ虫を運んでいるところを注意深く観察していた。
アリ達は一所懸命に働いているのだけど、虫の死骸一つでこんなに大量の蟻がいたって、意味が無いんじゃないのかと、少年は不思議に思った。
少年は、蟻たちが運んでいる虫の死骸を指ではじいたらどうなるだろう、という欲求にかられた。
しかし、今回はだまって観察し続けることにした。
真夏だったので、少年の汗が頬を伝い、ポタポタとアリの行列のそばに落ちた。